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業務用ドローンのおすすめ5選【職業別】

気軽に飛ばせて空撮を楽しめる趣味向けのドローンとは異なり、ビジネスの現場で使われるドローンには、業務の特性に合わせたスペックを有していなければなりません。

ドローンでは操縦技術ももちろん重要ですが、ドローンのスペックが仕事のクオリティを左右するといってもいいでしょう。
ドローンを扱う職業にはさまざまな種類がありますが、職業別に求められるスペックは異なります。

今回はドローンを使う職業ごとに求められるスペックや代表的な機種について紹介していきます。

空撮カメラマンにおすすめ

ドローンカメラマンイメージ

まずはドローンを扱う職業の代表格「空撮カメラマン」から見ていきましょう。ドローンを用いて行う空撮映像の撮影は個人レベルで行われるものから、プロのカメラマンによる息を飲むような映像まで幅広くあります。

また、このような空撮技術は報道や映画撮影でも活用されています。地域のPRや観光名所の撮影にも空撮が用いられており、いたるところで空撮カメラマンの活躍が見て取れます。

空撮カメラマンの場合、使用するドローンには一般向けに販売されているモデルの中でも最上位に位置するハイエンドモデルを使ったり、さらにハイクオリティな映像を撮影するためにプロ向けにラインナップされているドローンを使用します。

ドローンに搭載するカメラの性能だけではなく、優れた飛行性能を有することによって空撮を活かしたさまざまな演出が可能になります。例えば、静止した空撮映像を撮影するためには安定飛行を可能にする機能が求められます。ハイスピードで臨場感あふれる映像を撮影するためには飛行スピードや俊敏性が求められますし、プログラムによる自動飛行も必要となるでしょう。
飛行性能の高さや多様さがドローンによる空撮のバリエーションを増やすことにつながります。

ここでは代表的なドローンメーカー「DJI」のラインナップから空撮カメラマンに適した機種を紹介します。

「Phantom 4 Pro」

「Phantom 4 Pro」は、DJIの中でも一般向けにラインナップされていながらもホビー向けとしては最上級のスペックを誇っているハイエンドモデルです。
プロの空撮カメラマンの方も愛用するほどのスペックを誇っており、あらゆる機能が高次元で搭載されています。
コンパクトなボディで携帯性に優れながらも、4K動画の撮影が可能なだけではなく、優れた障害物回避機能と安定飛行を可能にする飛行性能によって、思い通りの映像を高精細な画質で実現します。

「INSPIRE 2」

INSIRE2バナー

「INSPIRE 2」はDJIの中でもプロ向けにリリースされているモデルです。
状況に応じて3種類のカメラを使い分けることができ、優れた画像処理システム、6K動画の撮影など撮影スペックも際立っており、映画制作でも利用されています。
飛行性能に関しても、速度と俊敏性に優れており、複雑かつドラマチックな映像の撮影を実現します。

農薬散布用におすすめ

ドローンを使った農薬散布の様子

では、次に農業で扱うドローンについて見ていきましょう。農業の現場では主に農薬散布業務にドローンが利用されています。ドローンによる農薬散布を行うためには「産業用マルチローター技能認定」という資格が必要で、利用できる機種についても制限されています。
ここではDJIでラインナップされている農薬散布向けドローン「AGRAS MG-1」を紹介します。

「AGRAS MG-1」

MG-1バナー

「AGRAS MG-1」は液体の農薬や肥料、除草剤などの散布を高精度で実現するために設計されたドローンです。10kgの液体を搭載することができ、DJIが持つ優れた飛行性能やレーダー認識システムにより効率的な作業を可能にしています。
自律散布システムや農薬散布管理プラットフォームを導入することで作業計画や飛行管理なども同時に行うことができます。
農薬散布にドローンを使用する場合には、飛行性能だけではなく、農薬を噴霧する精度も重要です。こちらの機種では噴霧システムを搭載することでより高い精度での散布を可能にしています。

測量・点検用のおすすめ

ドローン点検イメージ

ドローンは測量や点検、インフラ保守といった仕事でも活用されます。上空から現場を撮影することによって、より低コストで業務を遂行でき、作業の効率化を図ります。このような業務で使用するドローンには、撮影スペックだけではなく、撮影した映像をデータ化するなどのスペックが求められます。

ここではDJIでラインナップされている「MAVIC 2 ENTERPRISE」を紹介します。

「MAVIC 2 ENTERPRISE」

MAVIC2Enterpriseバナー

 

「MAVIC 2 ENTERPRISE」はさまざまな産業用途に活用できるハイスペックドローンです。建設現場での点検や測量といった業務を遂行するために設計されています。
安定した飛行性能に加えて、障害物検知システムによる安全な飛行を可能にしています。
撮影した映像をリアルタイムでデータ化し、視覚化することによって被写体を観察・測定することができます。撮影データの視認性が高く、優れたズーム機能によって危険な現場から離れた場所からの撮影も可能にします。
また、点検や測量などの業務だけでなく、捜索救助、消化活動、警察活動などにも応用可能です。

ドローンレーサー用おすすめ

ドローンレーサーのイメージ

その他にもドローンを扱う職業には「ドローンレーサー」があります。ドローンを使ったレースを行うため、使用する機体には優れた飛行性能が求められます。中でも、スピードや俊敏性が重要で、空撮用のドローンとはまた異なる特性を有しています。

ドローンレースでは基本的に自分でカスタマイズして組み立てたものが使用されます。モータースポーツなどでもそうですが、やはりプロのレースになるほど自分の操縦テクニックやコースなどに合わせてドローンのスペックを細かく調整し、勝利を目指します。

ただ、これからドローンレースを始めるにあたって、最初から自分で組み立てるのはハードルが高いですよね。ここでは組み立てる必要なくそのままの状態で始められる機種を紹介します。

「DRONE RACER G-ZERO」

G-ZEROバナー

 

「DRONE RACER G-ZERO」は京商というメーカーが発売しているレース向けのドローンです。レースで使用することを想定して設計されており、地面スレスレの超低空飛行なども可能になっています。操縦した通りにドローンが動く快適な操作感によって、自由かつ思い通りのフライトを実現。購入してからすぐに始められるため初心者でも扱いやすいモデルです。

ドローンを扱う職業はさまざまな種類があり、職業別に求められるドローンのスペックにも違いがあります。最初はホビー向けのドローンから徐々に慣れていくのが一般的ですが、その後本格的にドローンを扱う職業を目指すのであれば、職業ごとに求められるドローンの特性についても理解してみましょう。

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